金属アレルギーの現状
「接触性皮膚炎」は、「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分類されますが、
金属アレルギーとは「アレルギー性皮膚炎」です。
接触した部分に紅斑(こうはん、赤いぶつぶつ)や皮膚の盛り上がり、
あるいは水泡を生じる疾患で、激しいかゆみを痛みをともなう場合があります。
また、アレルギーの分類としては「IV型・遅延型」に分類されます。
アレルギーはタンパク質に対し起こるものなので、金属が直接にアレルギーを起こすわけではありません。
つまり、金属はアレルゲンではありません。
金属から溶出した金属イオンが人体が本来もつたんぱく質(ケラチン等が有名)と結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質します。
それがアレルゲンとなります。